2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

松澤か、相馬か。伊欧に決まってるだろう。

前島日記 - わたしたちの田村くん2

アクセスログから

672文字 - Google 検索 夏へ 寝取られ - Google 検索 電撃大賞 二次選考 - Google 検索 Yahoo!検索 - 保健師助産師看護師法の歴史 准看護婦制度

ネットで小説を書くということ

まえおき その1 「ネットで小説を書く」という言い回しはもちろん言葉の綾で、本当は「小説を書いてネットで公開する」ということだ。「小説を書く」という行為と「小説をネットで公開する」という行為とが一連のものであるということ*1を暗に含みとしている…

間違い

しまった! これ、もう少し寝かせておくつもりだったのに。 どうしてこんな間違いをしたかというと、「創作」というフォルダ内にいくつもファイルを入れてあって、その中にたまたま似た名前のファイルがふたつあった、という単純な理由による。そんなの、プ…

ぼくはポストに恋をする

ぼくが郵便ポストに恋をしたのは、去年の年末のことだった。 職場の忘年会でしこたま呑んで、駅からバイクで5分の距離を千鳥足でよたよたと歩いていると、急に尿意を催してきた。駅まで戻るのは馬鹿らしいし、そこからぼくの住処(築35年の安アパートだ)ま…

4年ぶり

YOKOHAMA2005 横浜トリエンナーレ2005

言語行為

K氏の読む価値なし日記改訂第四版 - 暑さ、寒さで彼岸行き 前島日記 - 罪悪感

用意するものは日本地図と東京創元社解説目録です、と桜庭一樹ファンは言った

少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/09/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (313件) を見る 若き極真空手家が帰ってきたッ どこへ行ってい…

びっくり箱

その1 「この箱の中にびっくりするものが入っているよ」と言って友人が箱を差し出したので蓋を開けてみると、中に私が三年前に紛失した宇宙警察の認識票が入っていた。 その2 「この箱の中にびっくりするものが入っているよ」と言って友人が箱を差し出したの…

交通自己

道があって、車があって、そこに交通が生じる。最初から交通という物があるわけではない。 自己もまた同じ……と言っていいものかどうか。

注意一秒

少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/09/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (313件) を見る『少女には向かない職業』にはあとがきも解説も…

金魚の寝床

『金魚の寝床』について知られていることは現在あまりにも少ない。 昭和18年、詩人佐藤義清(1923-1943)の遺品から発見された日記に書き留められていた『金魚の寝床』は、わずか672文字(句読点、特殊記号込み)の小品でありながら、関係者の間で「史上最高…

ブラウン神父の醜聞

在日の就業と生活保護の統計を見る過去ログ保存ページ 児童小銃 .456 - 「在日の就業と生活保護の統計まとめサイト」はデマサイト

隙よ隙よも罠のうち

隙のない人が無理に隙をつくろうとしても無駄だ。 ひとはみなそれを「誘いの隙」とみて、危険を感じて近寄らないから。

職業には向かない少女

今日は『少女には向かない職業』の発売日なので、会社を早退して書店に寄ったのだが、田舎の本屋の悲しさで、まだ入荷していなかった。 がっかりした。 仕方がないので、この小説の内容についてあれこれととりとめのないことを考えてみた。 主人公は13歳の少…

あの忌まわしい捏造された過去をもう一度

人間の心には防禦本能かあって、あまりにもつらく無惨な思い出はなかったことにされるのだという。でも、無意識のうちに行われる記憶の隠蔽は完全なものではなく、催眠術で過去の真実を突き止めることができるのだという。そして、実際に催眠術をかけて幼少…

不幸な自己だった……

自己責任を求めるには自己決定が可能でなければならない。 万人が自己決定可能ではないから、自己責任論には自ずと限界がある。 限界のあるものを普遍的な原理とみなしてはいけない。

迂闊

バブル経済の原因の一つとなったといわれる1985年のプラザ合意から、明日でちょうど20年。この節目に『少女には向かない』を買おうと思ったが、田舎の本屋でフライング発売しているわけもないので、かわりに「野性時代」を買ってきて、先ほど「辻斬りのよう…

読前焼却のこと

先ほどメールチェックをしたら、意外なメールが届いていた。 以下はその大意。 「今日、あなたに郵便物を送りました。明日か遅くとも明後日には届くことでしょう。ですが、開封せずに、そのまま破棄してください。中には燃やすと爆発したり、有害ガスを発生…

熱い作家もいたものだ

後天性無気力症候群 - 俺のために死んでくれ 追記(2005/09/23) リンク先の記事が削除されたので、リンクを外しました。

ショートショートは超短篇に非ず

ショートショートの世界 (集英社新書)作者: 高井信出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/09/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (18件) を見る本書のあとがきに次のように書かれている。 ショートショートに興味を持ち、積極的に…

問題「仁賀克雄と小池田マヤのどうでもいい共通点を挙げよ」*2

小泉純一郎は中曽根康弘・宮沢喜一・橋本龍太郎を引退に追い込み、綿貫民輔と亀井静香を追放した。彼らと比べて、仁賀克雄の粛清が一体なんだというのか。私は全ての出版社、全ての業界人、全ての小説好きに聞いてみたい。仁賀克雄は今、本当に必要ですか?

信じること、信じると述べること

あと、日本人なら「日本に雪が降る」ことを信じる必要はないんですよね。なぜなら、「知っている」から。どっかの赤道直下の国みたいなとこから一度も外に出たことがない人は「日本に雪が降る」ことを「信じる」必要があるのかもしれないですが。「信じる必…

不在者とは、在らざる者のことと見つけたり

その昔、「不在者投票」という言葉が非常に気になったことがある。「不在者といえば何となく深遠な響きがある*1が、平たくいえば「いない人」だ。いない人がどうやって投票するというのだ! しばらく考えて答えがわかった。不在者投票とは投票日当日にいない…

無明の闇に論理の光を

知の教科書 論理の哲学 (講談社選書メチエ)作者: 飯田隆出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (43件) を見る書誌データでは「作者: 飯田隆」となっているが、実物では「…

これから人文系大学院へ進む人のために

そこで私は、他大学からX大大学院に来た先輩の紹介で、その大学にいたD先生に論文を読んでもらうことにしました。この先生は後に重厚なシリーズ本を出して有名になるのですが、その時はまだ知る人ぞ知るという人でした。彼は、先輩の電話一本で、その場で…

双生地球

パットナムの意味論における指標性について

だからもっと伊欧を! むしろ伊欧で一冊を!

Junglepocket::Sunflower わたしたちの田村くん(結末に言及しているので未読の人は注意)

限定版の魔力

昨日、ジュンク堂大阪本店で『国枝史郎 探偵小説全集』を買った。税込価格6090円で決して安くはない。というか、高い。ラノベなら10冊は買える。 国枝史郎は好きな作家の一人だが、とことん好きというわけでもなく、むちゃくちゃ好きというわけでもない。し…

評論・感想に関する2件

人によっては、差別発言ととるかもしれません。 しかし、エンターテインメントの最大の価値基準は「好き嫌い」ですので、エンターテインメント評論はこういうホンネはさけて通れません。 タテマエや論理だけのエンターテインメント評論に価値はありません。 …