2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

両手で顔を覆うだけの簡単なお仕事です

最近、仕事がうまく行っていない。昨日はとうとう青果物ゼロだった。違った、「成果物」だ。 腕組みしたり頭を抱えたり天を仰いだりするだけの仕事が続く。今日は「おみやげ」もなしに東京へ出張する*1。ああ、もう手で顔を覆いたくなる*2。それはともかく『…

世界は破滅を待っている

破局噴火-秒読みに入った人類壊滅の日 (祥伝社新書126)作者: 高橋正樹出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2008/09/26メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る扇情的なタイトルのわりには真面目な本だった。冒頭で『死都日本』の紹介をし…

書店くじにつられて買った

新装版 三国志(一) (講談社文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/15メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (27件) を見る新装版 三国志(二) (講談社文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/15メディ…

「集落はどう畳まれてきたか」についてのごく簡単なコメント

都市対農山村の構図は確かにある。しかしそのほか、世界対日本・農村対山村・(行政上の)町村内での中心対周縁・(自然発生的な繋がりの強い群としての)山村内での中心集落対末端集落・集落内の自治意識とさまざまなスケールの構図が見て取れる。都市対農山村…

地味で派手な傑作『炎に絵を』

炎に絵を 陳舜臣推理小説ベストセレクション (陳舜臣推理小説ベストセレクション) (集英社文庫)作者: 陳舜臣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/10/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る陳舜臣の作品は江戸川乱歩賞…

やっぱり「限界集落」は都市対農山村の問題だと思う

限界集落の問題は都市対農山村の構図で語られがちだが、それは自分たちではない誰かの責任にしたい農山村と、美しき村という幻想を見たい都市の両方にとって心地好いためだろう。 いわゆる「限界集落」問題は、ここ数十年間続いてきた農山村の過疎化(と都市…

オフ会のおしらせ

今週末に予定しているオフ会について、いくつかおしらせします。 参加者の方々以外には全く何の意味もない情報ですが、個別に通知するのが面倒なのでここに載せておきます。 集合場所は以前お知らせした駅前の像のあたりです。有名な待ち合わせ場所なので間…

本当はミステリっぽいグリム童話

どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1)作者: 中里十,しめ子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 152回この商品を含むブログ (64件) を見る岩波文庫版『完訳 グリム童話集』全5巻を買ったのは何年前のことだったか。5…

痛恨の読書感想文

ある時、『○○○○』*1を読んで、読書感想文を書いた。その小説は面白いのにあまり読まれていないように思った*2ので、未読の人に読んで貰いたいと思い、それなりに気合いを入れて書いたつもりだったのだけど、そのすぐ後に某氏と雑談をしている時に「ところで…

まだ乗っていない鉄道

そろそろ日本全国全鉄道完乗間近となったので、この機会に未乗線区をリストアップすることにした。なお、「地方」欄の区分は国土交通省の地方運輸局の管轄(陸事)による。 地方 社局 未乗区間 公式サイト ウィキペディア 備考 東北 十和田観光電鉄 全線 十…

平成の大八回り

信濃毎日新聞[信毎web] 諏訪・伊那谷ルート「5分長いだけ」 県が試算 はてなブックマーク - 信濃毎日新聞[信毎web] 諏訪・伊那谷ルート「5分長いだけ」 県が試算 痛いニュース(ノ∀`):【リニア】長野県「諏訪(迂回)ルート、5分長いだけ」「駅が2つ3つ…

一迅社文庫2008年10月刊行全3冊の感想

前月までの感想文 一迅社文庫創刊第1弾全7冊の感想 一迅社文庫創刊第2弾全3冊の感想 一迅社文庫創刊第3弾全3冊の感想 一迅社文庫2008年8月刊行全3冊の感想 一迅社文庫2008年9月刊行全3冊の感想 はじめに 特に深い意味があるわけではないですが、唐突に「新規…

マニア泣かせの2ヴァージョン

今月末に創刊するVA文庫のページがいつの間にか出来ていた。 【VA文庫】 WEB Page 「ラノベ業界はもう飽和している」とか「供給過多でこれからはじり貧になる一方だ」とか「これが最後の新規参入か」とか言われつつも、なんだかんだと新規レーベルがぼちぼ…

フェスゲ

大阪市がフェスゲ再入札へ、「連帯保証人」参加条件に : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 市、来年2月にフェスゲ再入札実施へ : どう変わる大阪市改革 : 特集 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) フェスティバルゲートのことを「フェス…

まだ生きている

クロード・ギュスタヴ・レヴィ=ストロース(Claude Gustave Lévi-Strauss, 1908年11月28日 - )はフランスの社会人類学者、思想家である。コレージュ・ド・フランスの社会人類学講座を1984年まで担当し、アメリカ先住民の神話研究を中心に研究を行った。ア…

ソース焼うどん

ソース焼うどん 鳩ヶ谷の新名物に ブルドック社が専用ソース 試食会で市長も太鼓判 見出しでは「鳩ヶ谷」だが、本文中では「鳩ケ谷」となっているのが気になった。そういう表記の仕方もあるのだろうか? それはさておき。 地域独特の料理を全国にアピールし…

ライトノベル作家がライトノベル編集者になった話

最近とある筋から聞いた話なのだが、某ライトノベル作家が某ライトノベルレーベルの編集者としてデビューすることになったそうだ。ではライトノベル作家業は廃業したのかといえばそういうわけではないらしい。ラノベの杜の新刊情報を見ると某ライトノベル作…

あなたは「楽屋ネタ」という言葉を知らないのですか?

と思わず言いたくなるような文章を最近見かけた。

今読んでいる本

血液と石鹸 (ハヤカワepiブック・プラネット)作者: リン・ディン,柴田元幸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/09/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (36件) を見る半分くらい読んだところで一迅社文庫の…

今回はあえて伏せ字にします

「****」なライトノベル(ややネタバレあり) - 平和の温故知新@はてな ……いや、そんな話題振られても……。 ****のことは、この人に任せるのがいちばん。 しかしまあ、「****マイスター」とは凄い二つ名ですね!

かつめしと明石焼き

先日、かつめしを食べるために加古川を訪れた。恥ずかしながら、これまでかつめしを食べたことが一度もなかったのだ。 事前に加古川観光協会「加古川ええとこ ぽけっとなび」 かつめしマップを見て、加古川駅構内の加古川市民ギャラリーにかつめしマップがあ…

黒川死すとも安藤死せず

京阪中之島線開業。そして消えゆくダイビルと朝日ビルディング - とれいん工房の汽車旅12ヵ月を読んで知ったのだが、先日開業した京阪中之島線のなにわ橋駅は安藤忠雄設計だそうだ。6月に開業した東京メトロ副都心線の渋谷駅も安藤忠雄設計だった。奇しくも…

SUMER IS ICUMEN IN

先日、行きつけのレコード店でフランスのハルモニア・ムンディ*1のCD*2を680円という特価で安売りしていたので、まとめて7枚買ってきた。 「夏は来たりぬ〜中世イギリスの歌」〔13世紀とそれ以前の作者不詳の作品〕 「意志の扉」中世セファルディの音楽にお…

「都市が拡大する理由と、郊外の畳み方」に関するおぼえがき

都市が拡大する理由と、郊外の畳み方 - Thscを読んで思いついたことを忘れないうちに書き留めておく。元記事と同じく投げっぱなしだが、もしかしたらヒントくらいにはなるかもしれないので公開することにした。 以下、出典を明記していない引用文はすべて上…

聖バッハ受難曲

バッハの「ルカ受難曲」が好きで、CDを見かけたら買うことにしている。この曲はバッハが赤ん坊の頃の作品なので、有名な「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」に比べるとかなり見劣りするのだが、疲れたときに素朴な味わいの音楽を聴くのはいいものだ。「マタ…

雪山シーンの意味がよくわからんかった

ふとした気の迷いで映画「容疑者Xの献身」をみてきた。原作はハードカバーの初版*1で読んだが、ずいぶんと前のことなので内容は半分くらい忘れていた*2。ラストシーンってあんな感じだったかなぁ、とか、柴咲コウの演じている役って原作にあったっけ、とか…

夜空に満天の星

天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)作者: フレドリック・ブラウン,田中融二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/09/05メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 94回この商品を含むブログ (90件) を見るタイトルだけは無茶苦茶有名だが、長らく絶版にな…

20世紀は遠くなりにけり

ついさっきYahoo!動画 - アニメ - イヴの時間から「イヴの時間」第1話と第2話を見て、「ああ、21世紀になったんだなぁ」と実感した。「今生きていたら88歳になっていたはずのアシモフがこのアニメを見たらどう思ったことだろう?」とたわいもないことを考え…

絶飲絶食

本日健康診断受診のため、昨日午後9時より絶飲絶食中。

イモ畑問題に近代哲学の認識論はあまり関係ないような気がする

近代哲学の認識論で読み解くイモ畑問題 - E.L.H. Electric Lover Hinagiku ここで言及されているイモ畑問題そのものについては詳しい情報がないのでコメントを差し控えるが、 逆に考えて、どうせ人間の認識なぞ不完全なもので、世界のあるがままの姿(=本質…