2012-01-01から1年間の記事一覧
一年の締めくくりとして、バッハの音楽を聴くことにした。 アルベルト・シュヴァイツァーの演奏で、「小フーガ」として知られる「フーガ ト短調」をYouTubeで。シュヴァイツァーのバッハは以前ボックス入りのCDを買ったことがあり、その中に「小フーガ」も入…
痴情波デジタル (祥伝社文庫)作者: 白根翼出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/03/10メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログを見るさっき今年最後に読んだ本……になると思う、たぶん - 一本足の蛸と書いたが、その後、もう一冊読んだ。それが『痴…
専門家の予測はサルにも劣る作者: ダン・ガードナー,川添節子出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2012/05/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 210回この商品を含むブログ (5件) を見る先日、この本を図書館で借りたとき、次のように呟いた。 window.twttr…
1586年にジェズアルドは、いとこでペスカーラ侯爵令嬢のマリア・ダヴァロスと結婚するが、2年後にマリアは、アンドリア公ファブリツィオ・カラーファと情事を重ねた。最初の2年間は、ジェズアルドの目をかすめて不倫を続けることができたようだが、しかしそ…
「理屈抜きで(に)面白い」という言い回しがある。たいていは褒め言葉として使われる。逆に考えれば「理屈込み」だと面白くないということなのだろう。 しかし、世の中には「理屈込みで面白い」ということもある。たとえば、これ。天城一の密室犯罪学教程作…
愛があれば同性愛もOKという人は近親相姦もOKというべき? - Togetterを読んで少し考えてみた。このまとめ記事に含まれていないツイートの中にも示唆的なものがいくつもあるのだが、論点を絞るためにあえてそれらには言及しないことにする。 まず、まとめ記…
日本、買います―消えていく日本の国土作者: 平野秀樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見るこの本は「小松左京の慧眼」と題する節から始まり、小松左京の「日本売ります」からの引用文が冒頭に置…
さっきYoutubeで見つけた。 バッハはバッハでもJ.S.バッハではなく、その又従兄のJ.B.バッハの作。 J・B・バッハはエアフルトに生まれ、幼少期に父ヨハン・エギディウス・バッハから音楽の教授を受ける。1695年にエアフルトでオルガニストの職に就き、さらに…
予め断っておくが、今日の話題については最後まできっちりと詰めて考えをまとめているわけではないので、途中で尻切れトンボになる。本当はきっちり考えを煮詰めてから書くほうがいいのだが、その前に忘れてしまうので、先に今考えているところまで書いてし…
丸太町ルヴォワール (講談社文庫)作者: 円居挽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (25件) を見るこの本の元版が出版されたのは2009年のこと。当時、一部で話題になっていたと記憶してい…
若桜鉄道うぐいす駅作者: 門井慶喜出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/09/13メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る門井慶喜というのは不思議な作家だ。その作品を冷静に分析すれば欠点だらけ穴だらけなのに、嫌いになれない…
最近、「低炭素」という変な言葉をよく見聞きするようになった。今年はとうとう「都市の低炭素化の促進に関する法律」と題名に「低炭素」を含む法律もできた*1。 ウィキペディアには「低炭素社会」という項目がある。 低炭素社会(ていたんそしゃかい, Low-c…
最初、もうイヤだ日本の政治家バカばっか! - デマこいてんじゃねえ!を読んだとき、凄く腹が立った。差別的だと思った。 「砂丘しかないド田舎」 「クソ田舎」 「生まれも育ちも支持基盤も地方都市の彼らに、グローバル化する時代の“国際感覚”など望むべく…
たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する作者: レナード・ムロディナウ,田中三彦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/09/17メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 206回この商品を含むブログ (51件) を見るやー、こんなきっかけで読書するのって、『…
環境省がウナギ(ニホンウナギ)を絶滅危惧II類*1に指定する方針だという。 ニホンウナギ「絶滅危惧種」に 乱獲、禁漁求める声 :日本経済新聞 うなぎ指定、絶滅危惧種 規制力なしも食卓に影響!?:社会:スポーツ報知 ニホンウナギ絶滅危惧種に 環境省方針…
支倉凍砂『キタイのアタイ』 Illustration/国道12号 | 最前線 支倉凍砂の小説を久しぶりに読んだ気がする。 いや、気がするだけでなく、実際に久しぶりだ。 『狼と香辛料』の最後のほうは買うだけ買って積んであるし、『マグダラで眠れ』も買うだけ買って積…
悪魔の証明とは - はてなキーワード はてなキーワード「悪魔の証明」 - CAXの日記 「アイルランドに蛇はいる」という主張と「アイルランドに蛇はいない」という主張は、どちらも同じ事態について語っている。その事態とは「アイルランドに蛇がいるという事態…
バロック音楽に多少とも関心のある人なら、ヨハン・マッテゾンの名を知らないはずはない。当時の音楽について語る書物を繙けば、至るところで彼の名を目にすることになるからだ。マッテゾンは主として同時代の音楽の諸相を後世に伝える語り部として我々の前…
最近なぜかマッテゾンに興味を抱き、いろいろ調べているのだが、その中でこんな記述を目にした。グラウト/パリスカ 新西洋音楽史(中)作者: ドナルドジェイグラウト,戸口幸策出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2010/01/19メディア: 単行本購入: 2人 クリッ…
さっきテレビで「Red Bull Flying Bach」というイベントのCMが流れていた。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」にあわせてブレイク・ダンクを踊るというショーらしい。詳細を調べるためにRed Bull Flying Bach :: Red Bullにアクセスしたところ、その紹介映像…
北海道の冬、原発なしで電力は足りるか?について考えてみた - 紺色のひとを読んで、先日Twitterで次のような連続ツイートを行った。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.get…
今日、9月1日は「防災の日」だ。関東大震災が発生した日にちなんでいるのは知っていたが、防災の日 - Wikipediaによれば、閣議了解により「防災の日」と定められたのは1960年のことで震災発生から38年後のことだ。 似たような記念日に「防災とボランティアの…
予め断っておくが、この記事はアグリカルチャーとモザイカルチャーは扱っていない。関係ないのに見出しに入れたのはなぜかといえば、本文にはあまり内容がないのでせめて見出しだけでも飾り立てて賑やかにしておこうと思ったからだ。つまり、一言でいえば「…
某スーパーマーケットで「静岡産」のだだちゃ豆を売っていて、おかしいなぁと思っていたら、数日後に店員が間違いに気づいたらしく修正されていた。
佐賀県武雄市・樋渡啓祐市長生インタビュー 〜がばい市長大いに吼える!〜:放送と通信の地殻変動 - CNET Japanを読んだ。「がばい」は副詞であり直接名詞には係らない、というような細かい話はさておき、気になる点がいくつかあった。「ホッテントット」云々…
船瀬俊介氏「日本の平均寿命統計は捏造である。実際の平均寿命はせいぜい50〜60歳程度」 - NATROMの日記経由で26年連続で日本は世界一長寿国家の虚構 医猟詐欺犯罪を暴く! - YouTubeを視聴してみた。「医猟」という表現は初めてみた。単なる誤記なの…
橋下市長、『ストリップも芸術』『曽根崎心中は自殺を美化?』 - Togetter NaokiTakahashiさんとtonden2さんの文楽助成に関する対話 - Togetter 上のリンク先のテーマは要するに「地方公共団体の文化政策において優先順位をどうするか」ということで、下のリ…
上の記事にGoogle AdSense広告が入っている。 そういう設定にした覚えはないのだけど、強制的に入るようになったの???
功利主義入門―はじめての倫理学 (ちくま新書)作者: 児玉聡出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/07/01メディア: 新書購入: 12人 クリック: 164回この商品を含むブログ (37件) を見る最近、ちくま新書から主として英米で展開された哲学に関する入門書が立て…
プラ・バロック (光文社文庫)作者: 結城充考出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/03/10メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (15件) を見る警察小説はあまり好きではないし、近未来を舞台にした*1警察小説ともなるとますます好きではないのだ…