中高年のなかにはオヤヂもいればオバハンもいる

「最近の若者は本を読まない」という俗説への、統計データをもとにした反論記事で、その限りにおいては優れたものだと思う
ただ、

 読書離れは、中高年ほど進行している。オヤヂこそ、本を読め。

これはちょっといただけない。
中高年の読書離れというのは「昔の中高年に比べて今の中高年はあまり本を読まなくなっている」という解釈と「今の中高年は若かった頃に比べてあまり本を読まなくなっている」という解釈の二通りが考えられるが、いずれにせよ、書籍読書率の推移データと年代別書籍読書率データの分析からは出てこない。
余計なこと書かなきゃいいのに、と思った。

追記

よく考えてみれば、書籍読書率の推移データと年代別書籍読書率データの分析からは「最近の若者は本を読まない」への反論も出てこないことに気づいた。本当に反論したいのなら、昔の若者と今の若者を比較しないといけない。というわけで、本文の一部を見え消しで削除しました。ごめんなさい。
余計なこと書かなきゃよかった。

追記の追記

読書といえば、総務省統計局の社会基本調査に「趣味としての読書」という項目があったはず。これを分析してみれば……と思ったのだが、実行するには時間も気力も不足している。誰かやってほしいなぁ。ついでにNHK放送文化研究所の国民生活時間調査の分析もよろしく。