たかが雑文、でも継続しないと途端に書けなくなる

ここ数日、夏の祭典に向けて多忙だったため、この日記の更新が著しく停滞していた。
ここで書いたようにいちおう1日1回アリバイ更新は果たしていたが、6月上旬までのように1日の生活時間の大半を日記更新のために費やす*1ということはなく、だいたい数分から10分程度の時間しか使っていなかった。
で、ようやくなすべきことを終えた*2ので、さあ帰ろうあの無意味な日常へ、と意気込んだのだが、いざ昔のような雑文を書こうとしても、全然文章が書けない。いや、「全然」とまではいかないかもしれないが、少なくとも従来ほど円滑に言葉が出てこない。いや、「円滑」と書くと、以前はすらすらと淀みなく美文麗文を書いていたようだが、もちろんそんなことはなくて、愚にもつかない駄文をだらだらと書いていただけなのだけれども、その「愚にもつかない駄文」すら書けなくなっていることに気づいて愕然とした。いや、「愕然」というのは少し大げさで、せいぜいキーボードの上で手が震え、「あ、あう」と意味不明の奇声を発し、口元がゆるんで口の端からよだれを垂らし、ついでにシモもゆるんで(食事中の方は閲覧ご遠慮ください)な事態になって部屋の掃除やら換気やらに手間取り、そういえば今日は朝ご飯を食べただろうか、とか、朝ご飯を食べさせてもらえないのは嫁*3に意地悪されているのだと思い、でもよく考えれば嫁*4なんかいないので妄想に過ぎないのだが、妄想と現実の区別がつかなくなって、昔風の言葉でいえば恍惚の人になってしまった程度だ。そういえば、曜日の感覚も怪しくなってきたのもそのせいか。
こうやってみると、他人にとっては全く無価値の雑文であっても、毎日こつこつ書きためて発表するということが脳の老化を防ぐのに大いに役立っていたことがわかり、失ったものの大きさを実感する。たかが雑文、されど雑文。
リハビリをして、なんとか以前のペースを取り戻したいところだが、さて、いつになることやら。

*1:これはこれでやりすぎだが……。

*2:できることはすべてやってしまった、とも言う。あとはもう知らない。

*3:「嫁」という言葉は最近「妻」とほぼ同義に用いられることが多いが、ここではそのような意味で使っているのではなく、「舅・姑」の対義語として使っているので注意されたい。

*4:同上。