深夜にふと『推理日記』のことを思い出した

先日から「うみねこのなく頃に」をプレイしているので、ミステリにおけるフェアプレイのことをよく考えるようになった。最近はミステリにめっきり縁遠くなってしまったので、あまり意識することはなかったのだけど。
そこで、はてな界隈でフェアプレイについて語っている文章をいくつか読んでみたのだが、『推理日記』について言及している人がほとんどいないことに気づいた。あれは、フェアプレイ論には欠かせない基礎文献なんだけどなぁ。
……などと言いつつ、自分自身、実は『推理日記』を通読したことはない。古本で買った文庫版の1巻を持っているだけだ。あれ、今何巻まで出ているのだろう? ちょっと調べてみよう。

推理日記―佐野洋ミステリー論集 (1976年)

推理日記―佐野洋ミステリー論集 (1976年)

新推理日記―評論集 (1980年)

新推理日記―評論集 (1980年)

推理日記 (Part3)

推理日記 (Part3)

推理日記〈PART4〉

推理日記〈PART4〉

推理日記〈PART5〉

推理日記〈PART5〉

推理日記〈PART6〉

推理日記〈PART6〉

推理日記〈PART7〉

推理日記〈PART7〉

推理日記〈PART8〉

推理日記〈PART8〉

推理日記〈PART9〉

推理日記〈PART9〉

推理日記PART10

推理日記PART10

推理日記11

推理日記11

文庫版を除くと11冊のようだ。うーん、これを今から揃えるのは大変だなぁ。
『推理日記』は基本的に時評なので、今となっては歴史的意味しかない作品も多く取り上げている。そういうのは省いてしまっていいから、ミステリ論の観点から興味深い回だけ抜粋した選集をどこかから出してくれないものだろうか。
需要はあまりなさそうだけど。