シャッター通りはやがて駐車場通りになります

シャッター通り再生計画―明日からはじめる活性化の極意

シャッター通り再生計画―明日からはじめる活性化の極意

先々月くらいに読んだ本だが、今まで感想を書いていなかった。まじめに感想文をきっちり書こうとするとこの本を最初から読み返さないといけないし、この本で省略されている理論的背景を知るためには同じ著者の『まちづくりの個性と価値』も読まなければならない*1のだが、たかだか感想文ひとつのためにそれだけの時間と手間をかける気がしなかったからだ。
今日、『シャッター通り再生計画』のことを思い出したのは、@nifty:デイリーポータルZ:日本一のシャッター街・阿久根を読んだからだ。
……と書くと『シャッター通り再生計画』の中で阿久根市ホームページまたはシャッターアートに言及しているかのように思われる人もいるかもしれないので大急ぎで付け加えておくが、この本にはそういう記述はたぶんない。「たぶん」というのは、もしかしたら読み飛ばしているかもしれないという一抹の不安があるからなのだが、少なくとも目次には阿久根市は出ていなかった。
そういうわけなので、阿久根市に興味を持っている人が『シャッター通り再生計画』を読んだとしてもこの市の現状について特に何も新情報を得ることはないだろうと思うが、逆に『シャッター通り再生計画』を読んでなんらかの感銘を受けた人にはぜひとも阿久根市シャッターアートの試みを分析してもらいたいものだ。なお、言うまでもないことだが、そのような分析を自分で行う気はまったくない。

追記

今日の見出しは特に本文と関係はなく、日頃思っていることを書いた*2のだが、上の文章を書いたあとではてなブックマーク経由であちこちを見ていたらシャッター街はパーキング街へと変化している。 : Espresso Diary@信州松本という記事があったのでびっくりした。

*1:実は、『シャッター通り再生計画』が出る前に『まちづくりの個性と価値』を買って読みかけていたのだが、やたらと数式やグラフが出てきて意味がわからなかったので放置したままになっている。

*2:もうちょっと詳しい話はここを参照。