「これは猫うさぎですか?」「いいえ、うさぎ猫です」

東京創元社が創立60周年記念キャラクターの名前を募集している。

東京創元社といえば、なんといっても「おじさんマーク」*1だが、このキャラクターは「猫マーク」を基調としているそうだ。それなら、猫がおじさんの皮をかぶって右手に拳銃、左手に時計を持ち、帆船に乗ってSFを目指す航海に出る、といったイメージのイラストもほしいところだが、それがどんなイメージなのか書いている本人にもよくわかっていない。
このキャラクターは「ネコ目ネコ亜目リーディングキャット科」だそうなので、教義のネコ*2とはかなり違っている。ネコ亜目にはハイエナ科やマングース科も属しているので、リーディングキャット科を「猫」と呼ぶのが果たして日本語の語感にふさわしいものかどうか、哺乳類学者と言語学者の検討が待たれるところだ。
さて、このキャラクターについて次のようなコメントがある。

Erlkonig illust ぱっと見「黒ネコ模様のマスクをつけた白ウサギ」だと思ったら逆だった。 2013/10/04

まあ、こういう見方も可能でしょう。
さて、キャラクター名だが、せっかくなので何か投稿しようと考えてみた。あまりこったことを考えても仕方がないのでシンプルに。うさぎのふりをしたねこだから「うさねこちゃん」というのを思いついた。似たような名前に「うさこちゃん」というのがあり、印刷物などでは株式会社福音館書店の登録商標だが、「うさねこちゃん」ではまだ誰も商標登録していない。東京創元社の年譜をみると、「福音社」という会社が母体になっていたそうなので、福音館書店とも何か関係がありそうだ。福音館書店は金沢市で創設されており、創元社創業者の矢部外次郎は金沢出身だというから、ますます縁が深い。東京創元社のキャラクター名が「うさねこちゃん」になっても、たぶん福音館書店は笑って許してくれることだろう。
……と考えて、先ほど投稿してきたのだが、その直後に「待てよ」と思った。「うさこちゃん」に類似した「うさねこちゃん」というだけでは片手落ちなのではないか。「ミッフィー」に類似した名称も必要なのでは?
ミステリとサイエンスフィクションを主に出版している会社だから、「ミスフィー」というのはどうだろうかと思うのですが、いかがでしょう*3

*1:創元推理文庫 - Wikipediaでは「横顔マーク」とされている。正式名称は知らない。

*2:ネコ目ネコ亜目ネコ科ネコ属に分類されるヤマネコを家畜化したもの。

*3:一人で何度も投稿するのはどうかと思ったので、こちらの名称では投稿していない。