LRTで快速運転!

LRT、快速導入で最大11分短縮|下野新聞「SOON」という記事を読んだ。
宇都宮市LRT構想はかなり前からすったもんだの繰り返しでややこしいことになっていたという記憶があるのだが、東西基幹公共交通の実現に向けた取り組み | 宇都宮市を見ると、いつの間にか「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」などという組織ができているようだ。
当初の予定ではJR宇都宮駅東武宇都宮駅を結ぶルートもあって、今でもその予定はなくなったわけではないようだが、JR宇都宮駅東側の工業団地を結ぶ路線を最優先にするらしい。その「優先整備区間」は約12kmなのに、上の記事では15kmとなっていて変だなと思ったのだが、地図を見て確認すると終点の本田技研北門は優先整備区間のさらに先の「延伸区間(案)」にある。LRTといえば都市内交通機関というイメージがあるが、むしろ郊外路線という感じ。
そう考えると快速運転という話が出てくるのもうなずける。市街地で「ちょい乗り」を狙うのなら、快速が通過する停留所の乗車機会が低下するのは好ましくないが、郊外で停留所間の利用者数にばらつきがあるなら速達性を重視するのも意味がないわけではない。ただ、それならより高速な通常の鉄道のほうがいいのではないかという気もする。JRと同じ規格にして将来的に直通運転を目指すとか。
道路上を高床車輌が走る姿は違和感があるかもしれないが、昔、名鉄岐阜市内線や広島電鉄などでごく普通に見られた光景だ。前者は既に廃止され、後者はすべて低床車に置き換えられてしまったが。
この計画、なんとなく「LRT」という言葉が先走っていて、足下がややぐらついているのではないかなぁ、と思っていたら、こんな良記事を見つけた。

民意なきLRT導入を阻止する会の活動もあり、まだまだごたごたが続きそうな雰囲気だが、さてどうなりますやら。