4月に読んだ5冊の本
- 作者: アーロン・エルキンズ,嵯峨静江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 文庫
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- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 文庫
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- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 1976/05/01
- メディア: 単行本
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あんぱんまんとばいきんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 43)
- 作者: やなせたかし
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 1979/07/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 瀬尾こると
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/04/28
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これは面白かった。
直木賞受賞作の『下町ロケット』と比較しても全く遜色がない……と言い切ってしまうと語弊があるかもしれないが、『ロマネスク』の圧倒的な読みやすさと展開の速さは特筆に値する。
瀬尾こるとの短篇はいくつか読んだことがあるはずだが、以前のペンネーム「蕎麦米単九」*1の強烈な印象に比して、作品の内容はどれもほとんど記憶に残っていない。まあ、どれも10年以上前に読んだものだから、単に時間の経過とともに忘れてしまっただけかもしれないが。
『ロマネスク』も著しく印象的な小説というわけではないのだが、ミステリとしてもファンタジーとしてもどこか既成の枠から外れる歪さがあり、一種独特の世界を形作っている。強いて似た雰囲気の作家を挙げるとすれば古龍くらいか。
ともあれ、『ロマネスク』についてはもう少し語りたい気もするのだが、時間がないのでやめておく。またの機会があれば是非。