……ですら

堺屋太一ですら、つくば科学博で「出ているものは、既にあるもののおさらいといった感が深い。技術にしても会場構成にしても、ほとんどが大阪の万国博のときに、ごく初期的な形で登場していたものが多い」と渋い表情である。

吉見俊哉『万博幻想――戦後政治の呪縛』ちくま新書(2005),p.168