2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

捏造と探究は紙一重

丸太町ルヴォワール (講談社文庫)作者: 円居挽出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (25件) を見るこの本の元版が出版されたのは2009年のこと。当時、一部で話題になっていたと記憶してい…

困ったことに面白い

若桜鉄道うぐいす駅作者: 門井慶喜出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/09/13メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る門井慶喜というのは不思議な作家だ。その作品を冷静に分析すれば欠点だらけ穴だらけなのに、嫌いになれない…

低炭素?

最近、「低炭素」という変な言葉をよく見聞きするようになった。今年はとうとう「都市の低炭素化の促進に関する法律」と題名に「低炭素」を含む法律もできた*1。 ウィキペディアには「低炭素社会」という項目がある。 低炭素社会(ていたんそしゃかい, Low-c…

もうイヤだステロタイプな地方観

最初、もうイヤだ日本の政治家バカばっか! - デマこいてんじゃねえ!を読んだとき、凄く腹が立った。差別的だと思った。 「砂丘しかないド田舎」 「クソ田舎」 「生まれも育ちも支持基盤も地方都市の彼らに、グローバル化する時代の“国際感覚”など望むべく…

静粛に、凡才只今勉強中!

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する作者: レナード・ムロディナウ,田中三彦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/09/17メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 206回この商品を含むブログ (51件) を見るやー、こんなきっかけで読書するのって、『…

うなぎにょろにょろ

環境省がウナギ(ニホンウナギ)を絶滅危惧II類*1に指定する方針だという。 ニホンウナギ「絶滅危惧種」に 乱獲、禁漁求める声 :日本経済新聞 うなぎ指定、絶滅危惧種 規制力なしも食卓に影響!?:社会:スポーツ報知 ニホンウナギ絶滅危惧種に 環境省方針…

何を書いているかが理解できない

支倉凍砂『キタイのアタイ』 Illustration/国道12号 | 最前線 支倉凍砂の小説を久しぶりに読んだ気がする。 いや、気がするだけでなく、実際に久しぶりだ。 『狼と香辛料』の最後のほうは買うだけ買って積んであるし、『マグダラで眠れ』も買うだけ買って積…

アイルランドの蛇

悪魔の証明とは - はてなキーワード はてなキーワード「悪魔の証明」 - CAXの日記 「アイルランドに蛇はいる」という主張と「アイルランドに蛇はいない」という主張は、どちらも同じ事態について語っている。その事態とは「アイルランドに蛇がいるという事態…

偉大なるヨハン・マッテゾンの足跡と伝説

バロック音楽に多少とも関心のある人なら、ヨハン・マッテゾンの名を知らないはずはない。当時の音楽について語る書物を繙けば、至るところで彼の名を目にすることになるからだ。マッテゾンは主として同時代の音楽の諸相を後世に伝える語り部として我々の前…

ブロッケス受難曲の作曲者は?

最近なぜかマッテゾンに興味を抱き、いろいろ調べているのだが、その中でこんな記述を目にした。グラウト/パリスカ 新西洋音楽史(中)作者: ドナルドジェイグラウト,戸口幸策出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2010/01/19メディア: 単行本購入: 2人 クリッ…

「平均律クラヴィーア曲集」の作曲者はJ.C.バッハではない

さっきテレビで「Red Bull Flying Bach」というイベントのCMが流れていた。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」にあわせてブレイク・ダンクを踊るというショーらしい。詳細を調べるためにRed Bull Flying Bach :: Red Bullにアクセスしたところ、その紹介映像…

「原発なしでは電力が足りない」

北海道の冬、原発なしで電力は足りるか?について考えてみた - 紺色のひとを読んで、先日Twitterで次のような連続ツイートを行った。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.get…

防災の日

今日、9月1日は「防災の日」だ。関東大震災が発生した日にちなんでいるのは知っていたが、防災の日 - Wikipediaによれば、閣議了解により「防災の日」と定められたのは1960年のことで震災発生から38年後のことだ。 似たような記念日に「防災とボランティアの…

ハイカルチャーとローカルチャーとメインカルチャーとサブカルチャーとアグリカルチャーとモザイカルチャー

予め断っておくが、この記事はアグリカルチャーとモザイカルチャーは扱っていない。関係ないのに見出しに入れたのはなぜかといえば、本文にはあまり内容がないのでせめて見出しだけでも飾り立てて賑やかにしておこうと思ったからだ。つまり、一言でいえば「…