ブロッケス受難曲の作曲者は?
最近なぜかマッテゾンに興味を抱き、いろいろ調べているのだが、その中でこんな記述を目にした。
- 作者: ドナルドジェイグラウト,戸口幸策
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2010/01/19
- メディア: 単行本
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バルトルド・ハインリヒ・ブローケス Barthord Heinrich Brockes(1680-1721)の手に成る、同様の特質を備えた有名な受難曲用の詞[『世の罪のために苦しみを受け、死のうとするイェーズス Der für die Sünde der Welt gemarterte und sterbende Jesus(独)』](1725年)は、カイザー、テーレマン、ヘンデル、マテゾン、ならびに、18世紀の15人ほどの他の作曲家たちによって作曲された。J.S.バッハも、《ヨハネ受難曲》の中で、いくつかのアリアの詞をそこから借りている。
ブロッケス受難曲は、ラインハルト・カイザー、ゲオルク・フィリップ・テレマン、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、そしてヨハン・マッテゾンの4人の競作だということは知っていた*1が、その他にも15人ほどの作曲家が手がけていた*2とは知らなかった。
検索してみると、ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェルのブロッケス受難曲というのがあるそうだ。ウィキペディアによれば、多作家だったが多くは散逸してしまったそうだ。ブロッケス受難曲、よく21世紀まで残っていたなぁ。
追記(2014/12/03)
2014年11月30日の日記のコメント欄でマッテゾンのブロッケス受難曲のCDが出ていることを教えてもらった。CDがあるということは楽譜が残っているのだろう。