聖バッハ受難曲

バッハの「ルカ受難曲」が好きで、CDを見かけたら買うことにしている。この曲はバッハが赤ん坊の頃の作品なので、有名な「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」に比べるとかなり見劣りするのだが、疲れたときに素朴な味わいの音楽を聴くのはいいものだ。「マタイ」なんか聴いたら余計に疲れがたまる。
今も「ルカ受難曲」のCD*1を聴きながらこの文章を書いているのだが、ふとこの曲の本当の作曲者について調べてみたくなってあちこちのサイトを見てみたのだが、どうやら作曲者は特定されていないらしく具体名はわからなかった。
ただ、その過程でこんなページを見つけた。なんと「聖バッハ受難曲」という音楽があるらしい。

マウリツィオ・カーゲル;「カーゲル 8 - 20世紀の音楽シリーズ」 (2CD) (Mauricio Kagel: Sankt-Bach-Passion)

「マウリシオ・カーゲル」という名前は全然知らなかったが、マウリシオ・カーゲル - Wikipediaによれば先月亡くなったばかりの、ばりばりの現代音楽家のようだ。トーン・クラスター - Wikipediaにもカーゲルの名前が出てくるくらいだから、古き良き時代の前衛音楽の人なのだろうと思うが、百聞は一見に如かず、いやこの場合は一聴に如かずだから、どうにかしてCDを入手して一度聴いてみたいものだと思う。
ところで、ルカ受難曲といえば

バッハ:ルカ受難曲

こういうCDもある。ここで「ゲテモノ」と評されているが、まさにその通りの怪作だ。ぜひ一聴をお薦めしたい。

*1:ここの2。