2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ふらふらしている間に月日は流れて、もう1月最後の日になってしまった。今年は珍しく年初から読んだ本の記録をつけているので、今年読んだ本の続きを書くことにしよう。タイトルをだらだらと並べただけで感想の一言も書いていないので、こんな記事を読んで楽…
よくできたなぞなぞは、答えがわかった人に満足感を与え、わからなかった人も答えを聞けば腑に落ちる。なぞなぞの答えに実利などあるわけがないのだが、なんだか得をしたような気持ちになれる。そんななぞなぞが理想だと思う。 さて、「『ボーナス』の対義語…
しかし、純粋に作品そのもの出来をかんがえてみれば特に見るべきものはないことも事実。だから効率をかんがえるなら、一定以下の品質の作品、特に好きではない作品はどんどん切っていくのが能率的だと思う。 こういう態度は昔のオタクの価値観でいえば「薄い…
白翁氏はみんなから愛されている、と思った。
夏の魔法作者: 本岡類出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/05/19メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る以前、葉山響氏と『ボトルネック』の話をしていたときに、話題にあがったのが『夏の魔法』だった。「『ボトルネック』より…
三人称或いは二人称の信念文というのが(通常の文脈で)真偽が取り敢えず決定可能という意味での有意味な文として存立するのかどうかというのは以前から疑問だった。勿論、小説の中の登場人物について使用されている場合、登場人物にとって小説家というのは…
怪盗ファントム&ダークネス EX‐GP1 (カラフル文庫)作者: 藤野恵美,えぃわ出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2004/09メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る怪盗ファントム&ダークネス EX‐GP2 (カラフル文庫)作者: 藤野恵美出版社…
先日、カレーライスと鳥取人という記事を書いた。この見出しは名著『カレーライスと日本人 (講談社現代新書)』のタイトルの捩りなのだが、内容は特に関係ない。本当は記事の内容にあった見出しをつけるのがいいのだろうが、なかなか思い浮かばないことがあっ…
東京交通会館 東京交通会館 ショッピング 北海道どさんこプラザ 花まるっ秋田ふるさと館 富山県アンテナショップ いきいき富山館 滋賀県東京観光物産情報センターコーナー わかやま喜集館・和歌山県アンテナショップ公式サイト (おまけ)むらからまちから館…
なにしろ、今までは最低でも片道2時間かけてアニメイトに行かないと手に入らず、しかも最寄のアニメイトでは油断するとすぐに配布終了になってしまうので、その場合はさらに足をのばしてジュンク堂に行かないといけなかったのだ。先月はそれでも間に合わず、…
Living, Loving, Thinking - 信じるという動詞 「私」や「I」など一人称代名詞を主語とする文の分析を行うときには注意が必要だ。文中にその文の使用者が組み込まれているために、文そのものがもつ意味を分析しているつもりが、知らず知らずのうちにその文を…
野性時代 vol.39 (2007 2) (39)出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2007/01メディア: ムック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る今回『野性時代』を買ったのは、米澤穂信の「手作りチョコレート事件」を読むためで、その感想文はもう…
本屋大賞があるのだから、図書館大賞というのもあっておかしくはないと思うのだが、今のところそういうのはない*1ようだ。 誰か作りませんか? *1:「学校図書館賞」という名前の賞はあるが、全然別もの。
いったいどこに/から浮かべたりこぼれたりするのだろう?
僕僕先生作者: 仁木英之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (169件) を見る巷間伝えるところによれば、かのマリー・アントワネットは「滝本竜彦が書かないなら、森見登美彦を読めばい…
となり町戦争 (集英社文庫)作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (325件) を見るえっと、なんでマニュアルに文書発信番号がついているんでしょうか?
野性時代 vol.39 (2007 2) (39)出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2007/01メディア: ムック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る米澤穂信の<古典部>シリーズ最新作「手作りチョコレート事件」は非常にシンプルなアイディアをもとに…
・ISBNの下記間違いをしている
神様のメモ帳 (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/01/06メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 1,791回この商品を含むブログ (251件) を見る浦賀和宏、乙一、滝本竜彦、米澤穂信(50音順)など1978年生まれの作家…
第弐齋藤 土踏まず日記 : 仁木英之『僕僕先生』 活動報告(2007-01-17) 非情の掟 非情の掟・補論 ラノベ以外に手を出すには時間と資金が足りません、せんせー! | まいじゃー推進委員会! いいか悪いかは別として、世の中どんな分野でも日増しに情報量がふえ…
MORI ART MUSEUM [日本美術が笑う] MORI ART MUSEUM [笑い展]
つい先日、新年を迎えたばかりなのに、もう1月も折り返しを迎えた。時が流れるのははやいものだ。うかうかしていると、まばたきしている間に年が終わってしまいそうな気がする。その前に、今年読んだ本を書き記しておくことにしよう。 『友情 (新潮文庫)』 …
この世界は善意によって包まれています。賃金をカットしても職員はついてきてくれる。関東鉄道と鹿島鉄道は2億円弱で施設その他を譲ってくれる。鉄道維持のためにサポートしてくれる仲間がたくさんいる。「青春18夜行」を鹿島鉄道線に走らせれば年間3万人…
晩年のハチ公は、ハチ公像の前で帰らぬ主を待った。 ヒトラーは、「独裁者」をみたことがある。 この二つの出来事には何か共通するものがある。とはいえ、それは出来事を構成する事物や時間、空間ではなく、もっと抽象的なものだ。 その抽象的な「何か」は原…
赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る 世に斜め読みの種は尽きまじ 「斜め読み『赤朽葉家の伝説』」と題して、三夜連続でズレた感想文…
赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る 第五十条 子の名には、常用平易な文字を用いなければならない。 ○2 常用平易な文字の範囲は、…
赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る 出雲地方に伝わる庶民の間食です。もともとは、奥出雲のたたら製鉄の職人たちが高温過酷な作業…
赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る 1986年(昭和61年)12月28日午後1時25分頃、香住駅より浜坂駅へ回送中のお座敷列車「みやび」が…