他人の"夢"は第三者が聞いても面白くない


 この世界は善意によって包まれています。賃金をカットしても職員はついてきてくれる。関東鉄道鹿島鉄道は2億円弱で施設その他を譲ってくれる。鉄道維持のためにサポートしてくれる仲間がたくさんいる。「青春18夜行」を鹿島鉄道線に走らせれば年間3万人のお客さんが訪れてくれる。減価償却費などお金がかかる案件については、とりあえず事業計画で算出しなくてもいい。そんな計画でも銀行は低利でお金を貸してくれる。
【略】
 ホント、鉄道マニアの最大の夢って、鉄道会社の社長になることなんですよね。川島令三じゃないけど、いろいろ未来像を妄想しているのは楽しいことだし、夢のある話とは思います。でも、僕の自意識、美意識では、そうした妄想は自分の脳内だけで抑えていくものであり、他人に見せるなんていうのは恥ずかしいことだと小学生の時から思っていました。今でもそう感じています。
 でも、それを臆面もなく晒しだしてしまうTPO社みたいな考え方の人もいる。しかも、関東鉄道常陽銀行自治体など現実社会で生きている人たちに自分たちの"夢"を直接突きつけていく。そーいや、有田鉄道南海電気鉄道(貴志川線)、のと鉄道高千穂鉄道北海道ちほく高原鉄道神岡鉄道くりはら田園鉄道などもそうした"夢"に巻き込まれていました。ただ、他人の"夢"って、第三者が聞いても面白くないケースがほとんどなのですよね。
(参考)