斜め読み『赤朽葉家の伝説』(補遺)

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

世に斜め読みの種は尽きまじ

「斜め読み『赤朽葉家の伝説』」と題して、三夜連続でズレた感想文*1をアップした。

これまでにも、特に書評系ではない個人ウェブ日記*2としては比較的長い読書感想文を書いたことは何度かあるのだが、なかでも今回は少し度を過ぎてしまった。そこで『赤朽葉家の伝説』について何かを語るのはこれで打ち止めにして、ほとぼりが醒めるまで何日か本と関係のない雑文を書くことにしよう、と思っていた。「斜め読み『赤朽葉家の伝説』」を書いている間にも何冊か本を読んでいるのだが、すぐには次の感想文*3が書きづらいので。
だが、「斜め読み『赤朽葉家の伝説』」連載中にいくつか新しい情報が入り、中にかなり興味深いものもあったので、それらを紹介してみたくなった。

赤屋根

境港市庄司家という大きなお屋敷があるそうだ。これは、未知の人*4からメールで教えてもらった。

ロックバンド

同じメールに書かれていたのだが、「ガンズ・アンド・ローゼズ」というロックバンド*5があるらしい。「鉄砲薔薇」と何か関係があるかもしれない。

紅と緑

知人からメールで教えてもらったのだが、鳥取界隈を「紅」色+「緑」色のキハ47が走っている*6そうだ。
……たぶん、何の関係もないと思う。

満天の星

さすがに『君の歌は僕の歌―Girl’s guard (ファミ通文庫)』に似たフレーズが出てくることまでは覚えていなかった……。負けました。

瞳子と自由

先に後者から読んで*7「自由」という名前がテーマになっていることに感心した。「斜め読み『赤朽葉家の伝説』(3)-赤い館の秘密-」で散々登場人物の名前をネタにしておきながら、「瞳子=自由」をネタにできなかったことに内心忸怩たるおもいがあったからだ。教養豊かな人にはかなわない。
で、そのあとで前者を読んでみると「瞳子」にも言及されていて、これにも感心した。感心した理由は別だけど。

これでおしまい

今度こそほんとにおしまいです。

*1:的はずれな誤読のことを「斜め読み」というのは言葉の誤用だから、よい子の皆さんは真似しないでください。

*2:ただし、書評系ではない、というのは書いている側の勝手な認識なので、「一本足の蛸」を書評系にカテゴライズすることに異議があるわけではない。

*3:神様のメモ帳 (電撃文庫)』を取り上げようと思っている。これは非常に面白かった。

*4:以前、奈良県と鳥取県には水族館がないらしいという記事を書いたとき、鳥取県にあるかにっこ館のことをメールで教えてくれた人だったことを思い出した。

*5:ガンズ・アンド・ローゼズ - Wikipediaを参照のこと。

*6:ここにその写真がある。

*7:そこから「斜め読み『赤朽葉家の伝説』(2)-薔薇の名前-」にリンクしていたので。