ドレドレミレミレド

WEB参加型RPG「パッフェルベルの鐘」というものがあるらしい。パッフェルベルといえば、バロック音楽の大家、ヨハン・パッヘルベルが有名だ……と思ったが、もしかすると単にパッヘルベルのカノンが知られているだけかもしれない。以前書いたことだが、せめて「カノン」とセットになっている「ジーグ」くらいは聴いてほしいものだと思う。
それはともかく、この「パッフェルベルの鐘」の設定、というか地名のネーミングがなかなか面白い。世界観を説明しているページをみると、

 パッフェルベルは、ミュージシア大陸クラシク地方にある独立都市です。

 周りはカノン大草原 学術都市の名のとおり、学者の為の町と言われます。

とか、

○ 港湾都市シューマン

【略】

○ 岩窟都市バイエル

【略】

○ 大樹都市ブラームス

【略】

○ 堕落都市ワーグナー

【略】

とか書かれている。
バイエルといえば製薬会社のほうがよく知られているかもしれないが、ピアノ初心者のための練習曲集でもある。パッヘルベルシューマンブラームスワーグナーと並んでいるから、たぶん作曲家の名前なのだろうと思って調べてみたら、フェルディナント・バイエルという人がいた。
パッフェルベルは17世紀に活躍した作曲家で、あとの4人は全員18世紀の人だから、間の18世紀がすっぽり抜けている。後期バロックのバッハやヘンデルテレマンなど、あるいはクラシックのハイドンモーツァルト、ベートーベンなど、有名作曲家はいっぱいいるのだが、どうしてこの5人の名前が選ばれているのだろうか? ドイツの作曲家という以外に何か共通点があるのか、それとも単に語感か字面の印象で選んだのか、ちょっと気になった。