御都合主義も芸のうち

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

最初、タイトルを見てこう思った。
「この表紙絵のネコミミ少女の名前が『壱さつめ』なんだな」と。
変な名前だ。でも、姓が「壱」で名前が「さつめ」くらいで驚いてはいけない。「乙一」という名前*1の人もいるのだから。
と、納得して読み始めたところ、ネコミミ少女の名前は「壱さつめ」ではなく「乱崎凶華」だった*2ので、ちょっとがっかりした。
名前はともかく、お話じたいは気楽に楽しく読めた。最初から最後まで徹底的に御都合主義だけど、別にそれが悪いというわけでもない。むしろ、この先どこまで御都合主義で突っ走っていくのか、確かめてみたくなってくらいだ。

*1:もちろん「乙一」というのは本名ではないが、この際それは問題ではない。

*2:「乱崎凶華」も本名ではないが、ここではそれも問題ではない。