おぢさんたちのライトノベル

王国の崩壊 (新潮文庫)

王国の崩壊 (新潮文庫)

……いや、何となく気の迷いってやつで。
この種の小説を読むのは初めてだ。だから「この種の」の内実も定かではないが、企業だとか政界だとかの内幕を扱ったどろどろぐちょぐちょの人間模様を描いた小説が多いのだろう。「ある種の」歴史小説も「この種の」の中に含めていいかもしれない。
物語の面白さはほとんどないのだけれど、なんだか奇妙に読者を惹きつけるものがある。で、さくさく読んでどんどん消化して、最後まで読み終えるとなんだか肩の凝りがほぐれたような気がするから不思議だ。
よし、次は城山三郎に挑戦だっ!