見えない青信号

最近よく通る道に不思議な信号機があることに気づいた。
その信号機の一つ手前の交差点の停止線にとまっていると、赤信号はよく見えるのに、赤から青に変わると全然見えなくなる。一見すると、赤青黄のどの信号も点灯していないようなのだ。
しかし、停止線のすぐ前の信号が青に変わり車を動かすと、それまで点灯していないように見えた青信号が見えてくる。つまり、この青信号は見る角度によって本当は点灯しているのに消灯しているように見える仕掛けになっているのだ。
二つの交差点が連続していて信号機も近接しているため、一つ先の信号が赤から青に変わったときに手前の信号が青に変わったと勘違いし、横から出てきた車と衝突する恐れがある。そこで、手前の信号待ちをしている車には青信号が見えないようにしているのだろう。
もしかしたらこの種の信号機は今ではごくありふれたものなのかもしれないが、ほかの場所で見たことがないので素直に驚いた。