馴れ合いの誘惑

本を読む方法をすっかり忘れてしまった。もう全然読めません。
本が読めなくても別に生死にかかわることではないけれど、少なくともこの日記の扱いには困る。身辺雑記を面白おかしく書き連ねる才能はないし、それ以外で人目を惹くような話題のあてがあるわけでもない。
そんな時、ふと馴れ合いの誘惑に囚われることがある。○○さんお元気ですか、最近更新が途絶えて寂しいです。××さん、先日はどうもありがとうございました、また一緒に飲みに行きましょう。△△さんと会いました。□□さんのお薦めの店で食べてきました。☆☆さんへ……などなど。
ああいやだいやだ悪夢のようだ一時の誘惑に負けてしまったら後で後悔する。もちろん、後悔はいつだって後にするものだ。
つまらない日記を書こうが、更新が途絶えようが、馴れ合いに走ることに比べれば随分ましだ。初志貫徹、ここでは決して馴れ合いめいたことは書かないことにしよう。
……ところで**さん、生ゆでで芯が残った味噌煮込みうどんを食べるくらいなら、是非あおさラーメンに挑戦しましょう。食べたことはないけれど、きっとめくるめく体験ができるはずです。