マクドにて メガてりやきを 喰らふなり

今日、巨大資本の陰謀に屈してしまった。マクドで「メガてりやき」を食べてしまったのだ。マクドに行ったのは「メガマクド」以来のことだ。
マクドというのはマクドナルドの略称だ。関東人は理不尽にもマックと呼ぶそうだが、それはマッキントッシュの略称だ。ハンバーガーとコンピュータの区別がつかないなんて、なんとかわいそうな人々なのだろう。
だが、哀れんでばかりはいられない。日本マクドナルドの本社は東京都にあるので、マクド各店の店員たちは本来「マクドフライポテト」とか「ビッグマクド」と呼ぶべき商品を「マックフライポテト」「ビッグマック」と呼ぶように強制されている。もちろん、関西ではそのような強制に従う店員はいない。客の注文を受けたときには「はい、ビッグマクドでんな。一緒にマクドフライポテトもぼちぼちどうでっか」と応対している。また、店内のメニューも「マック」の上にテープを貼って「マクド」と上書きしてあるから、客が間違えて「マック」と言ってしまうこともない。嘘だと思うなら関西地区のマクドに行ってみるといい。
もっとも、本社から定期的に密偵が各店舗を視察にくるので、その前後だけはテープを外して「マック」表示を復活させている。また、店員も客の顔色をうかがいながら、どう見ても地元民に見える人以外には「朝マック」とか「マックシェイク」などといった愚劣な言葉遣いをすることもある。これはすべて、マクド査察官が悪いのであって、店員たちに罪はないのだから、間が悪くてそのような場に行き会わせてもあたたかい目で見守ってやりたいものだ。
さて、前置きがながくなったが、このたびの「メガてりやき」について一言。てりやきソースがべったりついていて胸焼けがしました。

参考
食|すぱイしー ているず