論争的な文章を書くときには

自分の言いたいことをどうやったら反駁できるか考えてみて、いくつか反論のパターンを用意しておくといいと思う。もし、有効な反論が見つからなかったなら、

  • 自説に拘るあまり状況がよく見えていないか、
  • 反論しようもないほど瑣末なことしか言っていないか、

どちらかの公算が大きい。どちらにしても、公表を控えておいたほうが身のためだ。
自分の主張への有効な反論が二つか三つくらい見つかったらしめたもの。論敵に衝かれる前に理論武装を整えておくことができるのだから。予想される反論を先につぶしておくのもよし、わざと誘いの隙を見せて逆襲するもよし。
では、反論は見つかったが再反論の方法が思いつかない場合はどうしたらいいか?
なに、簡単なことだ。
考えを改めればいい。

追記

上の文章を書いたときに念頭に置いていた「自分の主張への有効な反論」というのは、それなりの根拠がある合理的な反論のことだったのだけど、REVの日記 @はてな - 脳内論敵で指摘されているように、なりふり構わず詭弁強弁修辞の限りを尽くして「反論」してくる「論敵」の存在も当然予想される。それはそれで実務上は困ったことだが、そのような「反論」への再反論の手段がないとしても、考えを改めるには及ばないと思う。

追記の追記

雲上四季 - 言いがかりをつけられたときは、でも似たような指摘があったが、これは不当な言いがかりのように思われる。言いがかりをつけられるような恨みを買った覚えはないのに不思議なことだ。
はっ、そうか。きっと足の裏に水虫が出来ていて、その痒みのせいで思考能力が鈍化し、他人に言いがかりをつけることしかできなくなってしまっているんだ。ああ、かわいそうに。彼もまた「美しい日本」の犠牲者だったのだ!

「追記の追記」に関する謝罪

鼻の頭が痒いせいで、ついカッとなって言いがかりめいたことを書いてしまいました。今は反省しています。