フランコの国はフラメンコの国

近所にトーキングヘッズ叢書がやたらと充実しているとんがった書店がある。そこで最新号『幻想少女―わ・た・しの国のアリス (トーキングヘッズ叢書)』が山積みになっていたのでぱらぱとページを繰っていると、「パンズ・ラビリンス」という映画が紹介されていた。
「はて? 『パンズ』って何だろう? ハンバーガーと関係あるのかな?」と訝りつつも、妙に興味をそそられるものがあり、でもこんなマイナーそうな映画*1をみるのは大変だろうな、と思っていたところ、たまたま近所の映画館で上映中だと知ったので、もののはずみでみることにした。
あー、いたたたた。
軽い娯楽映画のつもりでみたら、とことん魂を揺さぶる映画だったので、たった2時間で1日分くらい疲れた。でも、これは1800円出した甲斐があった*2
この種の映画*3にはなじみがない*4ので他の映画と比較はできないけれど、見終わって「なんか、やなぎみわの世界に似ているなぁ」と思った。で、その後パンフレットを買って読んでみると、そのやなぎみわ逢坂剛古屋兎丸*5と並んでコメントを寄せていたので、ちょっとびっくりした。

追記(2007/11/01)

某所で、ハンバーガーでハンバーグを挟むのは「バンズ」だと指摘を受けた。
ええっ、ずっと「パンズ」だと思ってた……。

*1:と思ったのだが、結構上映館は多いようだ。

*2:でも明後日だと映画サービスデーでもっと安くみられたことに後で気づき、ちょっと損した気分になった。

*3:ジャンル分けすれば何になるだろう? やっぱり「ファンタジー」かな。

*4:そもそも映画そのものになじみがない。

*5:そういえば、古屋兎丸の作品とも通じるところがあるように思う。逢坂剛は……スペインものを読んだことがないので比較できない。