政治的に正しい「超短編」

「超短篇」よりも「超短編」のほうが政治的に正しい。なぜなら、国家が定めた常用漢字の中には「編」はあるが「篇」はないからだ。公文書では「篇」はすべて「編」に書き換えることになっている。「超短編」は公文書ではないが、この際それは問わないことにしよう。
超短編アンソロジー』や『超短編SENGEN』は政治的に正しく、『夜のくもざる (村上朝日堂超短編小説)』は政治的に間違っている。
超短編マッチ箱政治的に正しいが、500文字の心臓は政治的に混乱している。
なお、個人的には政治的に間違っている「超短篇」を支持したい。