大阪府の財政事情により、平成20年度の事業は中止になりました。

府立博物館に「補助金」というのも変な話で、これは委託先の(財)大阪府文化財センターに支払う委託料のことだろう。毎日新聞の大場弘行記者・犬飼直幸記者は無知と不勉強を全世界に晒してしまった。
参考のため、「補助金と委託料の違い」で検索して、いちばん上に出てきたNPO協働マニュアル【PDF形式】という文書にリンクしておこう。ちなみに、この文書は☆ようこそ 大阪府ボランティア・NPOのホームページへ!というページから辿っていける。
それはともかく、件の記事を読んで思ったのは、「弥生文化博物館の特別展の『補助金』が1000万円とは安いなぁ」ということだった。もちろん、1000万円は庶民にとっては大金だが、大阪府にとっては端金だろう。その1000万円が出せないほど財政が逼迫しているということは、大阪府は今、貧困のどん底で喘いでいるのだろう。
生きるためには必要のない特別展を中止することで浮いた、この貴重な1000万円。その使い道は定かではないが、どうせなら、このお金で米百俵を買い込んで、隣の池上曽根遺跡にある大型掘立柱建物「いずみの高殿」に備蓄してはどうか。大阪府の貧困が進み、やがて飢餓が襲ったとき、その食糧が人々の命を救い、知事は後世まで名君と称えられることになるだろう。

追記

上の記事を書いたあとでいろいろ調べてみたら、現在、米1俵の価格はおよそ1万円程度だそうで、だったら1000万円あれば米百俵どころか米千俵くらいは買えることになるのだが、百俵だろうが千俵だろうが食ってしまえばなくなることに違いはないので、あえて訂正せずにそのままにしておく。
……などと書くと「安眠練炭は無知と不勉強を全世界に晒してしまった」などと言い立てる人が出てくるかもしれない*1ので、念のため、元ネタにリンクしておく。

*1:ちょっと被害妄想気味。