富士ミス化するファンタジア文庫
- 作者: 竹岡葉月,よう太
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 文庫
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もちろん、ミステリではない*1が、スーパーブースト後の富士ミスなら全然違和感がない。この作品はもしかしたら富士ミスの看板になっていたかもしれない。
レーベルとしては消えつつある富士見ミステリー文庫だが、その系譜はしっかりと継承されている。いつか富士見ファンタジア文庫も富士見ミステリー文庫の後を追うことになるかもしれないが、それでもみんなが愛した「L・O・V・E」の4文字は決して滅びることはないだろう。
そんな希望を与えてくれる、いい小説でした。早く続きが読みたいものです。
*1:いちおう事件は起こり、犯人の正体は伏せられていて、最後のほうで犯人が明かされるという話にはなっているが、別に事件の謎解きを主眼とした小説ではない。