初桜 高校教師を なめるなよ

青春俳句講座 初桜

青春俳句講座 初桜

先月、東北旅行の帰りに東京の書店で見かけて、急に読みたくなって買った本。
発売直後に買って家の倉庫に放り込んであるのだが未読だった。
で、東京で某氏に会う予定の時間までに読み終え、その某氏にプレゼントして帰ってきた。この本は2冊も手許にある必要はない、と思ったかからだ。
特にこれだけは言っておきたい、と思ったことは見出しに書いた。それ以外には特筆すべき点はない……と書いてはみたが、あまりにも素っ気なさ過ぎるのでちょっとだけ追記。
『初桜』は3篇の中篇からなる作品集で、いわゆる「日常の謎」派なのだが、3篇とも謎の設定が素晴らしくうまい。ただ残念ながら解決はあまりぱっとしない。もう少し短くまとめてあればさほど気にならなかったかもしれないが。
読んでいて面白かったのは俳論関係の箇所で、別に俳句に特に興味があるわけではないが楽しく読めた。