題名もウソをつく

地図もウソをつく (文春新書)

地図もウソをつく (文春新書)

『地図もウソをつく』という題名が必ずしもウソだというわけではないのだが、そういう話題はごく一部で、全体としては地図にまつわる雑学ネタ集*1だった。割り切って読めば楽しめる本だと思う。
強いて不満を述べるとすれば、文中に挿入された図版がやや見にくかったことくらいか。新書サイズに縮小して見づらくなるのは仕方がないが、地図はカラーで印刷してほしかった。

*1:もっとも、同じ雑学ネタ集でも、以前読んだ『世界の奇妙な国境線』よりはずっと面白かった。なお、『世界の奇妙な国境線』の感想はこちら