今月最初に読んだ本

雪のひとひら (新潮文庫)

雪のひとひら (新潮文庫)

『雪のひとひら』という作品があることはもちろん知っていたが、まさかこんな内容だとは夢にも思っていなかった。インド・ヨーロッパ語族存在論への挑戦! クワインの「5頭の牛」の議論*1を知ったとき以来の衝撃だった。ファンタジーの底力を思い知らされた。でも最後はキリスト教説話っぽくて、ファンタジーの限界も思い知らされた。

*1:英語が読める人はここ【PDF】を参照のこと。