カタカナの印象

この本文を読んでコメント欄に目をやると……。

もと総理でしたら「コイズミ」ではなく、「小泉」が正しいのでは?別の人物でしょうか。

あっ!
そう言えば本文には

もともと「サービスの小さな政府」の国だった日本に、コイズミサッチャリズムもどきを導入したものだから、日本の社会はめちゃくちゃに破壊されてしまった。郵政総選挙の時、民主党自民党と「カイカクを競う」方向性をとって惨敗したのだが、その時には既に小沢一郎はとっくに「脱サッチャリズム」に転向済みだったわけだ。だから、翌年4月に民主党代表になると同時に、党の方向を大転換させたのだろう。

と書いてあったのだが、特に違和感を抱くことなく読み過ごしていたのだ。
サッチャーは英国人だから、その名前をカタカナで表記するのはごく当たり前のこと。しかし、日本人の名前をカタカナで表記するのは、あまり普通のことではない。「小沢一郎」も「田中康夫」も「平沼赳夫」も「安倍晋三」も漢字なのだから、なおさら「コイズミ」が浮いて見える*1はずなのに、それに気づかなかったのは痛恨の極みだ。

*1:また、日本人政治家の中で、この人物のみが姓だけで呼ばれているのもバランスを欠いている。