JTB時刻表4月号の表紙に萎えた

5月で1000号ならその前月の4月は999号だから、このような事態は当然予想されることだったのだが……。

ああ……。
ところで、上の朝日新聞の記事の末尾には、ひっそりとこんな記述も。

JTB時刻表のほかには、63年春の創刊で04年12月に500号を迎えた「JR時刻表」(交通新聞社発行)も全国的に知られている。(峯俊一平)

JTB時刻表の部数が減ったのは、もちろんインターネットで検索ができるようになったということも大きな理由だが、それ以前にJR時刻表の登場という出来事があったのは特筆してよいことだと思われる。

1987年(昭和62年)3月号までは、JTB(現、JTBパブリッシング)の「時刻表」が国鉄監修として発行されていたが、1987年(昭和62年)5月号より、弘済出版社(現、交通新聞社)の「時刻表」がJR各社の編集する「JR時刻表」として発行されている。なお、1987年(昭和62年)4月号については旧国鉄が編集し弘済出版社に発行をゆだねた形となっている(「JNR編集時刻表」)。

昔から時刻表を定期購読している人の中にはJTB派が多いが、みどりの窓口に備え付けてあるのはJR時刻表のほうなので、そちらから時刻表道に入門した人にとってはJTB時刻表は馴染みが少ない。
そういえば、かつてはネット上を大暴れしてぶいぶい言わせていたが現在はすっかり更新頻度が落ちてしまった某氏は去年までJR時刻表編集部で働いていたが、その後何を考えたかナマモノを扱う会社*1に転職して、今は刺身の上にタンポポを載せる仕事に勤しんでいるという。人生いろいろ。

*1:わりと有名な会社だが、その全体像はよく知らない。もしかしたらナマモノは扱っていなかったかもしれない。