海外ミステリとメフィスト系の間には


どうも周りの人間がSF読みとミステリ読みに別れるかなあと思っていたのですが、海外ミステリ読みはSF読みと被らないこともない、そして海外ミステリ読みは新本格とかメフィスト系にはあまり興味がない(逆もまた然り)。要は翻訳文が許せるかどうかなのかしら。
ラノベ読者と海外ミステリ読者ってのは「ねじれの位置」にあるのかもしれないという話とも関係するけれど、両者の間には大きな違いがある。
その違いとは……
読者がネットに感想をアップしたときに、作者が読むかどうかということ、言い換えれば「葉山響の法則」*1が適用されるかどうか。このことは、読者が抱く作者との距離感に大きく関わってくる。
もちろん、読者のすべてがネットで活動しているわけではないけれど、特に外向けに自分の感想を述べることがなくても「ま、新人さんだし、しゃーないか」とか「おお、これは有望株だぞっ」などといった感想を抱くことはあるわけで、作者との距離感はかなり大きなポイントになると思う。