先取特権vs.時効取得

わたしたちの田村くん〈2〉 (電撃文庫)

わたしたちの田村くん〈2〉 (電撃文庫)

待ちに待った第2巻。
「わたしたちの田村くん」松澤派vs相馬派まいじゃー推進委員会!)では僅差で相馬広香が勝利したが、現実には(?)どちらが勝ったのか、それが気がかりだった。
事前の予想は次のとおり。

  1. 永遠の寸止め。時間よ止まれ!
  2. 両手に花。男のロマン
  3. ラストシーンで上下二分割。阪急電車が元町へ!*1
  4. 松澤と相馬が合体して一人に。マガジンからサンデーに移籍だっ!*2
  5. 実は二人は同一人物だった。おお、驚天動地の叙述トリック

で、結局どうだったかというと、予想はすべて外れた。当たり前だ。叙述トリック一人二役っていいアイディアだと思ったんだが。
まあ、それはそれとして。
読後の感想を手短にいえば「いいところで締めくくったなぁ」という感じ。続篇への含みは残してあるし、あとがきでも微妙な言い回しを使っているので、人気次第では3巻が出るのかもしれないが、できれば別の話を読ませてもらいたいと思う。高浦家の変態兄妹物語でもいいけれど。

*1:わかりにくいたとえでごめん。

*2:これもわかりにくいたとえだな。