先取特権vs.時効取得
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/09
- メディア: 文庫
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「わたしたちの田村くん」松澤派vs相馬派(まいじゃー推進委員会!)では僅差で相馬広香が勝利したが、現実には(?)どちらが勝ったのか、それが気がかりだった。
事前の予想は次のとおり。
- 永遠の寸止め。時間よ止まれ!
- 両手に花。男のロマン!
- ラストシーンで上下二分割。阪急電車が元町へ!*1
- 松澤と相馬が合体して一人に。マガジンからサンデーに移籍だっ!*2
- 実は二人は同一人物だった。おお、驚天動地の叙述トリック!
で、結局どうだったかというと、予想はすべて外れた。当たり前だ。叙述トリックで一人二役っていいアイディアだと思ったんだが。
まあ、それはそれとして。
読後の感想を手短にいえば「いいところで締めくくったなぁ」という感じ。続篇への含みは残してあるし、あとがきでも微妙な言い回しを使っているので、人気次第では3巻が出るのかもしれないが、できれば別の話を読ませてもらいたいと思う。高浦家の変態兄妹物語でもいいけれど。