明日は我が身

随筆 本が崩れる (文春新書)

随筆 本が崩れる (文春新書)

風呂に入るときに入口付近に積み上げてあった本が崩れてドアが開かなくなり、浴室に閉じこめられるという事件を扱った恐怖のドキュメント。いや、本当はユーモア交じりのエッセイなのだが……。でも、いくら筆致が軽かろうが、取り上げている問題の重大さが減じられるわけではない。この本を読めば、誰もが戦慄を禁じ得ないことだろう。
ああ、恐ろしや、恐ろしや。