うーめん、にゅーめん、ひやそーめん

温麺といえば冷麺の温かいもの*1だ、とこれまで何の疑問もなく思い込んでいた*2。なお、ここでいう「冷麺」とはもちろん冷やし中華のことではなく、朝鮮冷麺や盛岡冷麺のことだ。
ところが、「温麺」という、同じ名の料理であれながら、朝鮮半島に起源をもつものとは全くルーツを異にするものがあることを最近知った。

先年、家族が東北旅行の最中に松島付近で入った料理店に「うーめん」と称する麺料理があり最初「らーめん」と書いてあるのかと勘違いした、という話を聞いたことがあり、そういう料理があるらしいことは知っていたのだが、その「うーめん」を漢字で書けば「温麺」になるということまでは気づかなかった。不覚だ。
しかし、このうーめんとやらは、にゅうめんとはどのように違うのだろうか?
麺料理の世界には謎が多い。

*1:「冷麺の温かいもの」という言い回しはかなりルーズなもので、眉をひそめる人がいるかもしれない。そんな人は「冷麺と同様の麺を使って作る温かい麺料理」と読み替えて頂きたい。

*2:一本足の蛸 - そうめんとにゅうめん参照。