毎日新聞のメードさん

「で、みちアキはどうするの?」 - これはゆるいを読んで、ふと思い出したこと。
先月の「まんたんブロード」(参考)第3面に「コミケにまんたん登場 メード、コスプレも」という記事が掲載されていた。


ガマニアのゲーム「飛天オンライン」のオリジナルサントラや携帯ストラップ、秋葉原メード喫茶ぴなふぉあ」のイラストカードなど限定品ばかりのコミケ特製セットを毎日100セット用意。同ゲームのキャラクターにふんしたコスプレーヤーと同カフェのメード店員が無料配布する。
【略】
ブースでは終日、メード店員が本紙最新号やオリジナルうちわを配布するほか、人気声優、コスプレーヤーなど特別ゲストが登場するイベントも予定。詳しくはまんたんウェブで。
http://mantanweb.mainichi.co.jp/
新聞では「メイド」ではなく「メード」と表記されることになっているというのは誰でも知っていることなので、その意味では不思議でもなんでもないのだが、なんとなくデジタルメディア局は毎日新聞本体(?)からの独立性が高いような気がしていたので、ちょっと意外だった。ああ、やっぱり「まんたんブロード」も新聞なんだなぁ。しかし、校閲はどうなっているのだろう?
さて、これとほぼ同じ情報を扱ったコミケ:メイドとコスプレ夢の競演、特製グッズを配布 まんたんブース (まんたんウェブ)では、一箇所*1を除いてすべて「メイド」となっている。これは新聞ではないのだから、「メイド」で当然だ。
と、自分で勝手に納得していたのだが、同じまんたんウェブでも明らかに「メード」と「メイド」を意図的に使い分けている記事もある。新作フラッシュ:SIMPLE2000シリーズ THEメイド服と機関銃 (まんたんウェブ)を見ると、

  • ゲームのタイトル『THEメイド服と機関銃』では「メイド」
  • その他の文章では基本的に「メード」
  • ただし本文の最初に1回だけ括弧付きで「「メイド」」*2

となっている。この記事を単独でみれば、新聞記事の用語法のルールの中でなんとか「メイド」表記を用いようと苦心したものに見えるのだが……。まんたんウェブの基準はいったいどうなっているのか?
まあ、考えても仕方がない。
今、時代は「メード」から「メイド」への転換を遂げようとしている。その過渡期の貴重な資料としてこれらの記事は後世に伝えられることだろう……とまとめておこう。
ところで、この文章を書いている最中に気づいたのだが、「ぴなメイドな生活」はMSN毎日インタラクティブまんたんウェブの両方で連載されている。
また、上でリンクしたコミケ:メイドとコスプレ夢の競演、特製グッズを配布 まんたんブース (まんたんウェブ)と同じ記事がまんがたうんにも掲載されているまんたんウェブが開設されて週刊まんたんぷれすの意義はほとんどなくなってしまったと思うのだが、今後どうなるのだろうか?
う〜ん、今回はまんたんウォッチャー以外にはあまり読まれなさそうな記事になった。ま、いいか。

*1:老舗メード喫茶ぴなふぉあというフレーズだがここだけ「メード」のままにしておく意味がよくわからない。もしかしたら特に意味はなく、ただの文言統一ミスかもしれない。

*2:原文で括弧付きの表現に言及したため括弧が二重になってしまった。