偽善者ですらない「善人」たち

必ずしも同じではないのだが、以前「善意」が死者を駆り立てるを書いた*1ときの不快と共通するもの*2が感じられた。
これで思い出した別の話。
死刑制度の是非についての議論で、よく「殺された被害者の遺族の心境を想像してみろ!」と言う人がいる。だが「死刑を宣告された犯人の心境を想像してみろ!」とは言わない。人殺しの心境など想像不可能だということなのかもしれないが、それなら死刑囚の家族の心境を想像してみればいいのではないかと思う。
ああ、なんかまとまりがないなぁ。要するに「想像力の欠如は恐ろしい」と言いたいのだが、どうもうまく説明できない。今日はもう寝ることにする。

*1:単に2つの引用文を並べただけなので、「書いた」と言えるのかどうかは疑問だが、少なくともこの見出しは自分で考えてつけたものだ。

*2:もちろんリンク先の文章そのものが不快だというのではなくて、そこで述べられている事例のことだ。