合理性・二重規準(ダブルスタンダード)・たらこスパ

別に三題噺ではない。何となく思いついた話題を3つ並べただけ。

合理性

人間はみな不合理な存在だ。非合理な存在だといってもいい。不合理と非合理はどこが違うのだろう? 無合理じゃダメなのか?
人間は不合理かつ非合理な存在だが、いつでもどこでも不合理かつ非合理だというわけではなくて、合理的に判断し行動することも当然ある。ただし、人間の判断や行動のほとんどはそれ単独で完結するものではなくて、他の判断や行動との関わりのもとにある。でもって、先に述べたように人間は不合理かつ非合理な存在だから、「他の判断や行動」が隅々まで合理的になされていると期待することはできない。むしろ、そのような期待は不合理かつ非合理なものだろう。
ということは、人間は合理的に判断し行動しようとするときは、不合理かつ非合理な要素を併せのまなければならないということになる。そりゃ、大変だ。なかなか合理的に判断したり行動したりできないわけだ。

二重規準

よく「君の言ってることはダブルスタンダードだ」などといって他人の言動を非難する人がいるが、果たして二重規準というのは常に悪いことなのだろうか? 「私はダブルスタンダードを決して許さない」と宣言している人が、自らそれに反するなら、そりゃまあ褒められたことではないだろうけど、そうでない場合は、二重規準そのものが問題なのではなくて、個々のケースで現に適用されている規準がはたして適切なものかどうかが問題になるのではないだろうか。
二重規準は、規準の事例への適用が適切でないことの、ひとつの目安にはなる。でも、いつでもどこでも二重規準がダメだというのは杓子定規なものの見方にすぎない。「二重規準はダメ」という規準は絶対ではない。

たらこスパ

特にたらこが大好物だというわけではないが、何となくたらこスパが食べたくなった。