ハラホレヒレハレ

生ける伝説、中村九郎の最新作の一つ前。中二病の魔王の言葉を借りれば、(引用開始*1これまた良作。友桐夏さんがいなければ、ライトノベル界隈ではここ数年で最高の新人になっていたことでしょう。(引用終了)
「あれ? そのコメント、別の作家についてのものじゃ……」
うん、でも、友桐夏がいなければライトノベル界隈最高の新人、っていうフレーズが気に入ったので借用してみた。いや、ほんと、中村九郎って凄いよ。作風が特殊なのでさすがに自信をもって最高だとは言えないけど、友桐夏についで第二位に位置づけても差し支えないとは思う。
「ええっと、では支倉凍砂は第何位?」
う〜ん、「ライトノベル界隈第○位の新人」というより、「ポスト谷川流」というような位置づけのほうがいいと思う。似たようなコース辿りそうだから。
「具体的には?」
シリーズ長期化→マンガ化→(いろいろ省略)→アニメ化→遅筆化→発売延期、っていう感じかな。
まぁ、そんな辛気くさい話はよして、『アリフレロ』の話をしよう。この小説には3つの驚愕ポイントがある。ひとつめは、何が書いてあるのかわからないこと。ふたつめは、何が書いているのかわからないのに面白く読めること。みっつめは……。
「みっつめは?」
考えてなかった。ごめん。
「では、最後に一言」
黒白キューピッド (集英社スーパーダッシュ文庫)』は探せば見つかりそうだけど、『ロクメンダイス、 (富士見ミステリー文庫)』が全然どこにも置いていないので、ぜひ増刷してください。富士見ファンタジア文庫から太鼓判つき新装版を出すのでも可。

*1:いちおう引用文はqタグで囲ってあるのだが、スタイルシートで見た目の設定をしていないので、ほとんどの環境では区切りが不明のはずだから、こうやって引用文の開始を明示しておくことにする。ああ、なんかものすごく変なことをやってるなぁ。