あなたにとって当たり前のことが他の人にとってもそうであるとは限らない

先日、渡世の義理で参加した飲み会の場で、好きな異性のタイプが話題になり、誰かが「人前ではつっけんどんだけど、二人きりになると甘えてくるようなタイプが好き」と言ったので、「ああ、それってツンデレですよね」と合いの手を入れた*1ところ、「ツンデレって何?」と問い返されたので驚いた。しかも、その場にいた全員がこの言葉を知らなかったので、ますます驚いた。
ツンデレ」は一般化した言葉だと思ったのだが、そうじゃなかったんだ……。
でも、その場の半分くらいは「腐女子」を知っていたのが不思議だ。「『ふ』は『婦人』じゃなくて『豆腐』の『腐』のほう?」と確認したら頷いていたので、「婦女子」の間違いではない*2はず。それでどうして「ツンデレ」を知らんのだ。
ところで

(注釈)ここでいう「ブランド」が、業界の専門用語であること、規制団体側で管理する登録単位、ラベル名であることを知ってないと、話が分からなくなるので注意。世間一般でいう「ブランド意識」「ブランド価値」とかの「ブランド」とは違うんだよね。

これをみて、最初は「ここで『ブランド』の意味を説明する必要があるのかなぁ」と思ったが、上のエピソードを思い出して考えを改めた。自分では当たり前のことだと思っても、他人にとって当たり前ではない可能性はあるのだから、余裕があれば*3説明しておくに越したことはない。

*1:もともと「ツンデレ」はそういう意味ではなかったと思うが、今はインフレを起こして許容範囲に入っているのではないかと思う。

*2:後から考えれば、例示にミスがあったので、「豆富」の「富」と書く「富女子」を念頭に置いている人もいたのかもしれない。でも、「富女子」というのは「腐女子」の美称だから同じことだろう。

*3:これは重要。想定可能な誤解や無理解に対して、先回りしてすべて註釈や補足説明をつけるわけにはいかない。