MかWか

3年ほど前*1に出たメディアワークスの通販本「電撃h」に掲載された谷川流の短篇「MW号の命題」を読んだ。以前、ぎをらむ氏の煽り記事を読んで、一度は読んでおきたいものだと考えていたのだが、いろいろあって延び延びになっていた。
実に谷川流らしい小説だった。
単体として面白いかどうかといえば、さほど面白いわけではないのだが、『涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)』のプロトタイプだと思って読めば非常に興味深い。もしかすると『涼宮ハルヒの驚愕』のオチはこれと同じなのだろうか?
……いや、それはないよな。

*1:奥付によれば、2004年9月25日発行。