就職します

半年前に、それまだ3年続けてきた仕事をやめてから、のんべんだらりと遊んで暮らしてきた。もちろん、四六時中*1遊んでいたわけではなくて、学校に通ったり、ちょっとした雑用仕事などをしていたりはいたのだが、それでもフルタイマーの会社員に比べれば自由時間はたっぷりある。で、あっちこっち旅行に行ったり、博物館や美術館を見てまわったり、各種イベントに行ってみたり、と有意義な時間の無駄遣いに励んできた。つい昨日も遠出をして姫路へ行ってきた*2ところだ。
こんな生活をいつまでも続けていると社会復帰ができなくなるおそれがあるので就職することにした。ふつうに朝出勤して夜に帰る仕事だが、その「ふつう」が自堕落な生活に慣れてしまった身にはけっこう辛い。ああ、明日はちゃんと朝7時に起きられるだろうか……。
仕事の内容はこれまでに体験したとがないものだ。一言でいえば本の編集だ。でも出版社に勤務するわけではない。既に決まっている企画に従い、具体的な計画を立てて、スケジュールを決めて、人に会って、原稿を集めて、取捨選択して、何とか形になりそうなところまでこぎ着けたら出版社と契約して、あとはプロの編集者に任せるという段取りだそうだ。しかし、前任者が半年前にやめてしまって不在なので、十分な引き継ぎを受けておらず、本当のところはよくわからない。なんだか微妙に不安なのだが、いちおう給料は前に勤めていた会社と同じくらいは出るようだし、土日には休みもとれる*3らしい。
環境が変わると精神的にも肉体的にも余裕がなくなってくるので、この日記の更新も途絶えがちになるのではないかと思う。あるいは逆に鬱憤ばらしで更新ペースがあがるかもしれないけれど。それとも、永遠に沈黙してしまうことになるかも。人間、誰しも未来のことはわからないものだ。
さてさて……。

*1:昔は「二六時中」と言っていたそうだ。

*2:姫路城に行く予定だったのだが、姫路市立動物園で遊んでいるうちに時間がなくなり、姫路市立美術館の「シュルレアリスム展」を見たら夕方になってしまったので、お城は諦めて商店街をぶらついてから帰った。

*3:逆にいえば平日には休みはとれない。