ストリブリングと米澤穂信のファン層はほとんど重なっていないと思います

休んでいる間に衝撃を受けたこと二つ。まずノックスの十戒を知らない人がいたこと。もう一つは『インシテミル』を本格ミステリのパロディだという評価をしている人がいたこと。前者は常識だと思っていたのでショック。後者は基本的にここ最近の本格はパロばかりだよ?というか米澤氏のやっている、本格ミステリへの皮肉みたいなものは大体TSストリブリング『カリブ諸島の手がかり』『ポジオリ教授の事件簿』あたりでとっくの昔に(さらに過激に)やられているよと思って、ファン以外の本格ミステリ観はホームズとか横溝あたりのベタなヤツで止まっているんじゃないかとちょっとショック。