理由あって冬に寝る

まだ冬というには少し早いかもしれない。「晩秋」というのが適切な表現か。でもここ一週間ほどめっきりと寒くなり、雪が降ったかと思えばすぐに積もり、さらに流氷の襲来も懸念される今日この頃、これを冬と呼ばずに何と呼ぶ! あ、流氷は春でしたっけ?
春といえば、「春眠暁を覚えず」という有名な言葉がある。調べてみると孟浩然「春暁」という絶句が出典らしい。

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

読み下してみよう。春の処(ところ)に夜の花、眠る処に落ちて来る、聞くこともなく風を知る、覚えて啼いて雨多し、暁の鳥声少し。(大意)春をひさぐ遊女は眠っている客に覆い被さる。音は立てないが、客は女の体重でそれを知って目が覚め、その重みにうめき声を上げる。体液にまみれて夜を過ごし、朝になっても盛んで、鳥の声もかすかにしか聞こえないほどだ。
なぜこれが「春眠暁を覚えず」になるのか、話が逆ではないかと思うのだが、それはさておき。
昨日は疲れていたので仕事を早々に切り上げてさっさと寝て、気がついたら今日の朝になっていた。わっ、14時間も眠ってたよ! えっと、それだけです。