ウロボロス的

JR福知山線がより使いやすくなれば、利用者も増加し、増便などを含む輸送力の増強に繋がっていくものと考えられます。そのために利用者を増やそうという、この社会実験を是非成功させて、鉄道を活かした丹波地域をつくりあげましょう。

わずか2つのセンテンス。この中にどれだけの「原因→結果」「目的←手段」の連鎖が含まれているのだろうか？

1. 「JR福知山線がより使いやすくなる」→「利用者が増加する」
2. 「利用者が増加する」→「増便などを含む輸送力の増強に繋がっていく」
3. 「増便などを含む輸送力の増強に繋がっていく」→「JR福知山線がより使いやすくなる」*1
4. 「JR福知山線がより使いやすくなる」←「利用者を増やす」
5. 「利用者を増やす」←「この社会実験を成功させる」
6. 「鉄道を活かした丹波地域をつくりあげる」←「この社会実験を成功させる」

ちなみに、この社会実験の首尾はこんな感じ。

• 神戸新聞ニュース:丹波/2007.01.01/特急料金半額助成へ　ＪＲ福知山線で丹波市など
• 神戸新聞｜丹波｜ＪＲ特急料金助成の社会実験、成果と課題と　丹波市

*1:これは文中に明示されていないが、次の文の冒頭の「そのため」がJR福知山線がより使いやすくなることを指しているのだと解したので、あえて挿入した。