ある締切

新刊の締切破ってて現在非常にまずい状況の支倉でした!

というかスリムになったのはいいけどこの原稿本当に締め切りまでに終わるのかYOOOOOOOOOOOO

前者は1/8の記事で、後者は1/20、つまり今日の記事だが、前者では既に締切を破っていることになっているのに、後者では締切*1がまだ先のことになっている。これはどういうことだろうか?

  1. どちらか(または両方)で嘘をついている。
  2. 1/8で破った締切と1/20で間に合うかどうかが危ぶまれている締切とは別の原稿の締切である。
  3. 締切が延びた。

ミステリでは作者は地の文で嘘をついてはいけないことになっているが、支倉凍砂はミステリ作家ではないからそんなことは気にしないかもしれない。だから1の可能性は否定できないのだが、「実は嘘でした」では面白くないから、考えないことにしよう。
2は検討に値する。1/20の記事は明らかに文庫まるまる1冊書き下ろしを前提とした話だが、1/8のほうは単に「締切」と言っているだけだ。
直近の予定では2月に『狼と香辛料VII』が出る*2ことになっているが、「電撃hp」に既出の短篇プラス書き下ろしで構成された事実上の番外篇*3なので、一からの書き下ろしというわけではない。ということは、1/8の少し前に7巻の書き下ろし分の締切があって、それを破ってしまったものの、その後数日の間に書き上げて、今は8巻*4の原稿を書いているのかもしれない。
だが、発売延期がほとんどないことで知られる電撃文庫が、そんなタイトなスケジュールを組んでいるのだろうか? この解釈にはやや無理があるように思われる。
そうすると、3がいちばんもっともらしい解釈だということになる。7巻の書き下ろし原稿は既に仕上がっていて、1/8で破ってしまった締切は8巻のものだと考えるわけだ。1/11の記事で「一日に原稿用紙70枚ずつ書いても間に合わない」と言っているが、仮に1/11から10日間毎日70枚原稿を書けば、文庫1冊分を軽く超えるから、たぶんその段階で再設定されていた締切は1/20以前のことだったのだろう。で、その締切すら守れなくなったので、締切が再々設定された、ということではないか。1/20の文章の書きぶりから想像するに、現段階での締切は今月末から来月頭くらいのように思われる。
では、8巻は何月に発売予定なのだろうか? 当初設定されていたと思われる1/8の少し前の締切から考えれば、もともとは4月発売予定だったのではないだろうか。それならアニメ版DVDの1巻発売直後でもあり、連携した広告が打ちやすい。だが、締切が1ヶ月程度延びたという推定が正しければ、もう4月発売は考えにくい。早くて5月だろう。
無事、発売されればいいのだが……見出しが「驚愕」だけに先行きが懸念される。

*1:文中では「締め切り」となっているが、特に意味はないだろう。

*2:そのうちリンク切れするか、別の文章に差し替えられるものと思われるがそのまま放っておくことにする。

*3:電撃文庫では番外篇はメインストーリーと連番にしないことが多いと思っていたが、これはどうしてだろう? アニメが放映中だということと何か関係があるのだろうか?

*4:論理的には『狼と香辛料』以外の作品という可能性も否定できないが、今、支倉凍砂が新シリーズや単発作品を手がけるとは考えにくいので、以下、現在進行中の原稿は『狼と香辛料VIII』のものとみなすことにする。