「子」がつく名前は戦前は皇室関係の人しかつけられなくて、戦後に「子」をつける名前ブームがやってきた。そのときに皇室関係者でもないのに「子」をつけるのはいかがなものか、という批判があったとかそういう話を聞いた。そしてそのときにも「名前に子がつく子どもはかしこい」といった話もあったようだ。ほんとかどうかはよくわかんないけどありそうな話だ。

「戦前/戦後」というのが第二次世界大戦の前後を指しているのだとすれば、これは全然ありそうな話ではないように思われる。というのは、第二次世界大戦以前から、皇室関係者以外でも「子」のつく名前の人はいっぱいいたからだ。
「たとえば?」
そう、たとえば、呉モヨ子*1とか紙谷伸子*2とか。
「いや、そんな例を出されても……」

*1:ドグラ・マグラ』に出てくる。

*2:黒死館殺人事件』に出てくる。