まとめて2冊読みました

えむえむっ!〈3〉 (MF文庫)

えむえむっ!〈3〉 (MF文庫)

えむえむっ!4 (MF文庫J)

えむえむっ!4 (MF文庫J)

何度も書いていることだが、去年末から今年の頭にかけて読書意欲が非常に低下してほとんど小説が読めなかった。その間はなるべく新規購入は控えることにしていたのだが、ライトノベルのシリーズ物は惰性で買ってしまい、今も○○冊(2桁)の本を机の上に積んでしまっている。
積ん読状態を少しでも緩和するため、以前から「前の巻を読む前に次の巻が出たら、そのシリーズは見切る」という自己ルールを設定している。本当に読みたい本なら率先して読むので、次の巻が出るまで放置することはない。逆に、読みそびれて積んであるということは、そのシリーズへの関心が低下しているということなのだから、いつまでもだらだらと買い続ける必要はない。そう思うからだ。
先月『えむえむっ!』の新刊が出たとき、このルールに照らして購入を控えるべきだったのだが、そうしなかった。なぜか?
詳しく説明すると長い話になるが、誰も長話につきあいたはないだろうから、箇条書きですませる。

  1. えむえむっ!』はライトノベルの中のライトノベルともいうべき、非常に軽くて読みやすい小説である。不幸にして積ん読状態にある3巻はともかく、1巻と2巻はどちらも一気に読んで、後には爽快感以外は何も残らなかった。
  2. ライトノベルは軽いからライトノベルっていうんですよ」と言ったところで、実際には文字通り軽い小説はあまりなくて、それなりに読むのに労力が必要だ。ようやく読書意欲どん底状態から立ち直りつつある「病み上がり」の今、単にライトノベルだからといって下手に重厚な小説や妙な癖のある小説に手を出すと、途中で頓挫してしまい、また小説が読めない状態に逆戻りしてしまう可能性がある。
  3. もちろん、『えむえむっ!』が現在のライトノベル界において唯一無二の軽い小説だということはなくて、探せばほかにも似たような読み味の小説はあるだろう。しかし、毎月毎月わんさかと出版されているラノベの中から、どれが病み上がりのリハビリ向きなのかを判断して選択するのは非常に難しい。
  4. それなら、どうでもいい「自己ルール」を曲げて、『えむえむっ!』の3巻と4巻を続けて読めばいいのではないか。これで消化不良に陥らなければ、次はもうちょっと重めの小説にチャレンジしてみればいい。
  5. では、3巻を読むぞ。よし、読んだ。面白かった。
  6. 続いて4巻を読むぞ。ああ、面白かった。
  7. よーし、この勢いで、次は『トリスラム・シャンディ』に再挑戦だっ!

以上。